マンガを読むのが激遅っ!なチヅルのマンガ日記。でしたが、タカラヅカもあったり、シーズンごとにドラマ感想もあるよ。気楽にコメントドウゾ☆


by chizuru-66-lun
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『君の白い羽根ⅡDX』 (60分)

購入は8月11日、読んだのは12日というタイムラグがありました『君の白い羽根ⅡDX』(末次 由紀 / 講談社)です。

本屋さんにて、「君白・・・君白・・・・・・うおっオレンジッ!?」。
カバーの色のドぎつさにかなり驚き、まじまじと本物かどうか確認してしまいました・・・
でも今は、爽やかで明るい雰囲気が出ていて、良いなと思います。
カバーの天使は「天使の声」の天ちゃんですね。イイ男ですww

作品ごとに感想でも述べていきましょうか。





☆「天使の声」
最初は天ちゃんの一人称「私」がしっくりこなかったんですが、天ちゃんの誠実さ(クソまじめさともいう)に触れるごとに、「私」が一番だなと思うようになりました。
私の中で、「私」という一人称を使いこなせる男性は『天は赤い河のほとり』(篠原 千絵 / 小学館)のカイル率いる男性キャラたちだけだったので、ものすごく新鮮でした。(笑)
物語の内容については、今流行りの『電車男』(中野 独人 / 新潮社)要素がたくさんで驚き。
オタク少年(孝)とか、電車で絡んでくる酔っ払いネタとか。
でも孝くんはすごく優しさが光っていたキャラだと思います。
確かに最初はそんな感じではなかったけど(自分の利益のために体を貸しただけ)、もともと持っていた優しさが、天ちゃんと関わることによって開花したんでしょう。
天ちゃんの存在は、孝くんに勇気と優しさを取り戻させ、幸さんに自信をつけさせた、と思います。

☆「最上階のエンゼル」
虎ちゃんが40歳という衝撃的事実が判明するお話です。(私はあんまり驚かなかったけど)
深刻な幼児虐待というテーマを取り上げているものの、きれいちゃんの白さとミミちゃんの健気さが光を灯しつづけ、暗いだけの作品になっていないところが良かったです。
私の家の隣には小さい子のいる一家が住んでいるんですが、よくお母さんが子どもを叱っているのを見ます。
子どもは泣き叫び、お母さんはすごい暴言を吐くのです。
でもいつの間にか子どもは泣き止み、お母さんに擦り寄っていき、お母さんも優しそうな笑みを浮かべています。
よその家のことなので、軽々しくそれを虐待と呼んでいいのか分からないし、子どもがSOSを出している雰囲気もない・・・(そもそも、このお母さんが怒るのは正当な理由があるときなので、しつけと言われれば仕方がないのです)
虎ちゃんの言うところの「親と子の絆」というものがあるのだと思うのです。
最後、きれいちゃんは消えてしまいますが、ミミちゃんの心の中に彼女はずっと生き続けています。
もしかしたら、それと同じように、虐待を受けたという傷も残っているのかもしれません。
それでもミミちゃんは母親を愛し、一緒に生きることを選びました。
お母さんにとっても、それが最上の救いであったと思います。

☆「幸福の星」
虎ちゃんがみずほちゃんに初めて姿を現して、「足を治したりしたいでしょ?」と言ったときの顔が悪顔でした。
虎ちゃんはこのときすでに、みずほちゃんが自分の足を治すより、他の誰かの幸せを願うと分かっていたんじゃないでしょうか?
空中遊泳(?)に連れて行ったときも、わざと突き放すような言い方をしたのは、みずほちゃんに真っ直ぐに恋と向き合って欲しかったからでしょう。
虎ちゃんはいつもドジで間抜けな印象ですが、時々胸をえぐられるような重い言葉を放ちます。
流石、40歳の貫禄ですよ。

今回は「天使の寿命は100年」「ジャンケン大会で恋のキューピッド役」という新しい設定が出てきて、それを有効活用した感じでした。
新しい設定が出来てくると、物語の幅が広がるのはもちろんですが、それまでの物語と矛盾が起きてしまうという恐れもあります。
まだちゃんと確認はしていませんが、おそらく矛盾はないと思います。すごいです、スエ先生。
ま、最初からそういう設定があったとも考えられますが。

虎ちゃんが40歳ということは、あと長くて60年しか生きられないということです。
今まで天使の寿命なんて考えていなかったので、いつか虎ちゃんがいなくなる日がくるなんて思いもよりませんでした。
虎ちゃんは寿命をまっとうできるのでしょうか・・・
『君の黒い羽根ⅡDX』のほうを見る限り、自分から消える道を選んでしまいそうで怖いです。
虎ちゃん、出来るだけ長生きしてください・・・
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by chizuru-66-lun | 2005-08-14 21:23 | ☆マンガレビュ