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マンガを読むのが激遅っ!なチヅルのマンガ日記。でしたが、タカラヅカもあったり、シーズンごとにドラマ感想もあるよ。気楽にコメントドウゾ☆


by chizuru-66-lun
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『DEATH NOTE前編』

と、いうことで、やっと観てきました!
終了間際の駆け込みセーフな感じです。

にもかかわらず、けっこう人いました。
お母ちゃんと行ったんですが、他に20人ぐらいいました。
水曜日なので女性ばっかり。
しかも高校のときの同級生が2人もいました。(別々で)
あいさつはしてませんけど;; あんま仲良くなかったんで;



私はパンフを買う派なんですが、面白いかどうか不安だったんで、
観て面白かったら買うことにしました。
で、結果、買いました!!

面白かったです。楽しめましたヨ。
以下はネタバレ含む感想なので、隠しておきます。






「楽しめました」と言っておきながら、実は途中眠かったです。(笑)
それでも最終的に「楽しめました」と言えたのは、
”脚本の作戦勝ち”によると思います。

私が眠かった理由は「内容分かってるしぃー」というもの。
地下鉄のシーンが特に眠かった。「わかったから早くして」という感じで。
原作に忠実に作ってあったせいでつまんなかったのだと思います。
まぁ、原作完全無視で作られたら、それはそれでキレますが。

さらに言えば、「まだL出てこないのか……」という待ちきれなさ。
これも眠かった理由のひとつでした。
始まってから1時間20分後の顔見せ。
半分すぎてるじゃん……;;

そんな「早くしてよ~」的な状態で観ていたので、前半はつまんなかったです。
もうトイレ行っちゃおうかと思ったんですよ。
Lが出てくる直前ぐらいにモーレツに行きたくなって。(笑)
でもとりあえずLを拝んでから…と思ってたら、最後まで行けず仕舞いでした。


Lがね、良かったんですよww(笑)

予告CMのときから「ポーズは完璧だなww」と思ってたら、動きも完璧でした!!
カップを持つ手が一番美しかったです!! あれは正真正銘Lの手です!!
あと、最初出てきたときの、ぴょんっと跳んでソファに座る動作とか。
あんな軽やかな動きはなかなかマンガでは表せないと思うのですが、
「Lならそういう動きしそう!」と思える演技でした。
松山くんは素晴らしい役者さんですね、ほんとに。
パンフでプロフィールを見たら、同学年だと分かり、なんか嬉しかったです☆(笑)


で、話を”脚本の作戦勝ち”について戻しますが。
「内容がわかってるからつまらない」と思っていた最後に、
南空ナオミの活躍がたっぷりな美術館でのオリジナルシーンを持ってきた。
これがお話的にもかなりスリリングで良かったんだけど、
”最後に持ってきた”というところがミソです。

人間って、絶対に後の記憶の方が鮮明なんですよ。
あのシーンが映画の真ん中へんにあったって意味がない。
最後にあるからこそ、特に原作を知ってる人は「そうきたか!」と楽しめる。
単純な考えかもしれないけど、そういう”脚本の作戦勝ち”だったと思います。



すでにLについては語っちゃいましたが、他のキャストの話も。


まずは、もちろん主人公のライト。
藤原くんならやれるだろうとは思いましたが、ほんとに難なくやってしまいましたね。
正直なところ、Lほど「完璧だ!」とは思えなかったんですけどね。

それは、ライトの魅力である「悪顔」があまり見られなかったからです。
私はL派ではなく、キラ様派なので、あの「悪顔」が大好きだったんです。
藤原くんならきっと上手く表情を作ってくれるだろうと期待してたんですが、
そういったシーン自体があんまりなかったように思います。
「僕が新世界の神だぁ!! フハハハハー」みたいのが皆無。
(↑そんなバカげたシーンは原作にもありません。近いのはあるけど笑)

唯一、地下鉄でレイを殺した後に姿を見せるシーン、あれぐらいかな。
でももっと悪~くしてほしかったです! 悪魔顔で!!
そのあたりが「完璧だ!」とは思えなかったところでした。


次は注目度の高いオリジナル・キャラ、秋野詩織。
観る前は「オリジナル・キャラなんていらね~よっ! 蛇足の極みだよ!」と
思っていたのですが、観てみると、意外と邪魔じゃなかったです。
でしゃばりすぎず、でもライトにとって重要な存在として溶け込んでました。

でもまさか前編で死んでしまうとは思ってなかったです。
頑張って溶け込もうと役作りをされてきたと思うので、もったいない感じもします。
でもあの詩織の死はライトにとって非常に重要な意味を持つのでしょう。
詩織は、ライトを辛うじて”人間”として繋ぎとめる最後の楔のようなものに感じました。
それを自ら断ち切ることで、ライトはやっと”神”として歩むことになる。
けれど、時々思い出す。大切な人の命を自分が奪ったことを。
そのとき、ライトは”神”でありながら、”人間”だったことを思い出せるんです。
詩織の死は、ライトをただの「イカれた革命者」として終わらせないための、
後編のための伏線のようなものなんだと思います。


あとはテキトーに他のキャストについて。(役者さんの敬称略)

南空ナオミ。(瀬戸朝香)
ほんとに出番多くて、かっこよくてビックリしました。
でも原作のナオミファンが納得したかどうかはわかりません。
私は別にファンじゃないけど、彼女は生きていると思ってたほうです。

レイ。(細川茂樹)
なんで日本人にしたのか……。
他のFBI捜査官はみんな丸々外国人だったのにぃ。

ミサミサ。(戸田恵梨香)
全然からんでこないからビックリしました。
「ライバルを太らせちゃおう!」とかいうのが黒くて、ミサミサらしかったです。
思わず笑っちゃいました。
後編の活躍に期待…としか言いようがありません。

ワタリ。(藤村俊二)
もう完璧ですね。この人しかワタリはできませんよ。

夜神パパ。(鹿賀丈史)
原作とは違った渋さで好印象。
しかし全く生活感を感じさせない……。(笑)

松田。(青山草太)
原作と良い勝負のアホさ加減が良かったです。
日本捜査本部の中では、彼と女性捜査員ぐらいしかキャラがたってませんが。

警察庁長官。(津川雅彦)
ものすっごい悪そうで笑いました!!
なんだあのマフラーは! ゴッドファーザーか!!(笑)

バスの運転手。(田中要次)
「”いーちゃん”や!」と笑ってしまいました。(爆笑)
※”いーちゃん”とは、NHKの『サラリーマンNEO』という番組の「部長の親」というコントで田中さんが演じている役の名前です。最近、『NEO』に登場する役者さんを見ると、ことごとく笑ってしまうダメな傾向にあります。(笑)


最後に、リュークにも触れないわけにはいきません。

……ま、あんなもんでしょう。(ヒドイ)

やっぱりCGの「軽く見える」「重量を感じない」という短所は消せませんね。
リュークは死神だから、物に触れる演技を必要とはしない分大丈夫かと思いましたが、
存在自体に「軽さ」を感じてしまって、こんなもんだな…という感想に。

声も…微妙。
人それぞれイメージがあるので仕方ないことですが、
私はもうちょっと太い声を希望していたので残念でした。
あと、喋りすぎだと思いました。



あとは思いついたことを箇条書きに。

・デスノート、結構でっかいですね。
・地下鉄のシーン、別にセットでも変わんないと思う。
・リンド・L・テイラーが全然イケメンじゃなくてガックリ……
・指吸って眠っているLが可愛すぎww
・シブタクの死ぬシーン、本気でビクっとした。
・ドヴォルザークの『交響曲第9番「新世界より」』を使ってほしかった。

…少ないですね。
もう記憶が曖昧なのかも;;





後編『DEATH NOTE The Last Name』は11月公開。
高田清美が出るらしいけど、メロ&ニア編までいくとは思えないので、
対L編のままヨツバ編とかをすっとばしてやるつもりなんでしょうね。
でもミサミサも加わるわけだから、Lの方が不利と感じる人もいるかもなので、
Lの助っ人としてメロ&ニアも出てくるとか…どうですか?(笑)
いや、やっぱ配役に期待できないのでやめとこう。(笑)

公開、あせらずお待ちしております。
by chizuru-66-lun | 2006-08-03 17:22 | ☆徒然マンガネタ